平成30年 炭焼き体験に来られた方々

【炭焼き体験】
2/14〜22日の日程で、岡山の藤元さんが炭焼き体験に来られました。
藤元さんは伝統工芸木炭生産技術保存会の事務局の方で、国内の木炭生産の資料を集めるとともにその地方に伝わっている製炭技術も体験しているとのこと。
今回は炭焼き体験とともに地域の製炭の現状や歴史を調べておられました。
【炭焼き体験】
2/20
半兵衛炭焼塾生お二人を案内して高宕山を歩いた。
高宕山は明和年間に土窯半兵衛が炭焼きを教えながら製炭に励んだところだ。
高宕石の石切り場、照葉樹林の林相、高宕観音、高宕山頂、窯跡など往時の活動を想像しながらの歩きは楽しいひと時だった。
今後の炭焼き活動の参考になれば幸いだ。
【炭焼き体験お別れ会】
2/14に来窯された岡山の藤元さん、9日間滞在し炭焼き体験をするとともに君津周辺の炭焼きの歴史や現状を調査し、23日に帰られた。
昨夜は近くに在住の半兵衛炭焼塾の先輩たちが集まり、お別れの会を開いた。
今後の活動に大いに期待します。
【炭焼き体験】
3/24、本窯224窯目となる船田さんの窯出し、12月から挑戦した炭焼きは4窯目だ。
前回から一人で炭焼きが出来るようになった。
特に今回の止め窯は21時からネラシに入り夜明の2時になったけど一人で出来た。 今日の窯出しは一入喜びがあっただろう。
次は窯づくりからやって見たいと、さらに挑戦は続く。頑張れ。
【炭焼き体験】
春休みに親子が炭焼き体験に来た。

第1日め午前中に炭木を立込みアブリをかけて楽しい昼食。
午後2時過ぎから焚き込み作業を始め、夕方煙の温度が82度になったので窯口を小さくして作業を終った。
第2日めは11時45分から窯の温度を上げるためネラシをかけた。
昼食はカレー。羽釜でご飯を炊きロケットストーブでカレーを温めた。
午後3時には煙突の煙もなくなり窯の中の炭が金色に輝いたので止め窯をて作業を終えた。
どんな炭が出来たのだろうか、8日の窯出しが楽しみだね。
【炭焼き体験】
4/8、春休みの親子炭焼き体験に来た姉妹、窯出しをしたよ。

変り番子に窯に入って炭を出す。
窯いっぱいに詰めた木が焼くと随分少なくなってしまうのに驚いていた。炭になると重量は1/4〜1/5、体積は8割になってしまうのだ。
でも窯出しするとシートいっぱいになった。
木が炭になってそのままの姿で出てきたね。
終了証と切った炭を一袋ずついただいて体験が終わりました。
この体験が心風景として残ってほしいですね。
【炭焼き体験】
5/6、君津の榎本薫さんが炭焼き体験に来た。

目的は炭窯で土器を焼きたいとのことだった。
作品は植木鉢、5/26の結婚式に新郎の英臣さんへプレゼントし驚かせようとのことだ。英臣さんは古典サクラソウを栽培している。
新郎の中川英臣さんは塾生だったため極秘裏に行われた。
土器は近くの「くろふ窯」でつくり持参した。
良く乾いた土器を金網で防護し、炭木と一緒に窯入れをした。
後は炭焼き体験のコースに従い作業をし、二日目には止め窯となった。
ネラシの窯内温度は850℃。
結果は次報。
【炭焼き体験】
5/18、君津の榎本薫さんが窯出しに来た。

炭木と一緒に焼いた土器はどうなっているのか、とても楽しみだった。
薫さんは窯内へ入り、逸る心を抑えながら慎重に炭を出した。
やがて小窯近くに入れておいた土器の植木鉢が真黒に色付けされて出てきた。
薫さんの望んでいた色になったようだ。
27日の結婚式で新郎中川英臣さんへの素晴らしいプレゼントになりそうだ。
【炭焼き体験】
6/4、隣接集落の福網さんが炭焼き体験に来ました。
福網さんは木の伐採の仕事もしていてこの春伐採したナラが沢山あるので自家用燃料として焼きたいとのことでした。
5/31に伐採木を持ち込み窯入れ作業はすでに終わっていて、今日は窯を温めるアブリ作業から体験しました。
丁度、炭焼きの様子を見たいという富津の野口さんが来られて、一日一緒に体験されました。
野口さんは和菓子屋さんで、半兵衛炭を使っていただいている。炭火でゆっくりと粒餡を煮ると、小豆の皮が餡に程よく馴染み、とても食感が良いとのこと。
体験作業の合間に木づくりも体験しました。
【鑑賞炭づくり体験】
君津の財前さんご家族が鑑賞炭づくりに来られました。
空模様が著しく変化する日でしたが、幸いに雨に降られず体験できました。
挑戦したのはご次男、材料を集めるなど一所懸命な取り組みにお父さんは加熱のための焚き火をするなど汗を流していました。
お菓子のスチール缶に入れた材料は、マツボックリ、クヌギ・スズカケ・クリの実、杉・ウバメガシ・ペカンナッツの小枝、竹などでした。
加熱後、白い煙がふたの隙間から出て来てやがて木ガスに変わり火がつく様になりました。
1時間半ほどすると煙が出なくなったので、缶を冷ましてふたを開けると、きれいな炭になっていました。
感動の一瞬です。
体験者は炭にする前と後のそれぞれ材料の目方を量るなど熱心に取り組んでいました。
この体験が、次への挑戦につながって欲しいですね。
【炭焼き体験-1】
東京の林さんと菊池さんが炭焼き体験に来ました。
林さんは将来の田舎暮らしのための技術習得を。菊池さんは炭はどうして作るのか知りたくて、一緒に挑戦したものです。
10/6、早朝からミーテングの後、体験窯に炭木の立込み作業をしました。
11時からアブリ作業をし、煙突の煙の温度も60℃を超え煙の流体が強くなったので、14時から焚き込み作業に移りました。
煙の温度が80℃に安定し炭化が順調に始まっているので、16:50窯口を小さくして初日の体験を終了しました。
【炭焼き体験-2】
7日、止め窯が終わって菊池さんは都合で帰られたが、林さんは14時からドラム缶窯の炭焼きに挑戦しました。

すでに竹を詰め終わって、窯口も拵えておいたので、煙突を立てて焚き込み作業に入りました。
窯口が小さいので、小枝を燃やして熱源にします。少し団扇を使って2時間後の16時には煙突の煙の温度が80℃に到達したので、口を小さくして窯口を塞ぎました。
後は温度管理だけ。
21時、温度が上がり始める。85℃。24時、温度は260℃。1時、浅葱色から煙の色が無くになったので、止め窯をしました。
林さんは昨日の体験炭焼きの経験から、ドラム缶窯の作業はとてもスムーズにやってのけました。
14日の窯出しがとても楽しみですね。

【炭焼き体験-3】
10/14、炭焼き体験の林さんと菊池さんが窯出しに来ました。
始めに土窯の炭を出しました。
ネラシが十分に出来ていたので良い炭です。林さんが今回テーマにしていた竹炭もきれいに焼けました。

続いてドラム缶窯の窯出しです。
林さんが夜中に止め窯をしましたが、密封が確実に出来ていて竹炭もしっかり焼けていました。
土窯とドラム缶窯での炭焼きの違いと品質の違いを実感でき納得できた様です。

林さんは来春、故郷の山形へ帰るとのこと、炭焼き技術を活用して楽しい田舎暮らしが出来ることを願っています。